TOP WATER JUNKY "VANGUARD" [LIBERAL ANGLERS SP ”OW"]
TOP WATER JUNKY "VANGUARD"
[LIBERAL ANGLERS SP ”OW"]
販売価格: 8,964円(税込)
TOP WATER JUNKY ”VANGUARD”
LIBERAL ANGLERS SP ”Orange Wing”
蝉が描かれたまっ白い箱。
その上蓋の裏側には「FAREWELL TO WORMS」と刻まれている。
「ワームよ、さらば」。そう、TOP WATER JUNKYのルアー箱。
生粋の釣り師としても世界で名を馳せた文豪アーネストヘミングウェイの作品「A FAREWELL TO ARMS」(邦題:「武器よさらば」)にひっかけ、「ワームよさらば」というメッセージを密やかに込めている。初めてこの言葉を見た時、とても痺れた。文学的な裏打ちで表現されたこの主張に強い決意のようなものを感じずにはいられない。
ここでワームと示してるものは単にワームそのものではなく、あくまでシンボル的な意味合い。ARMSの先にWARが潜んでるように、ワームの向こう側に見られる釣果主義に偏ったバスフィッシングの流れやスタイル、そういったものからの脱却、決別を意味しているのは言うまでもない。90年代以降、サーフェイスゲームは明らかにカウンターカルチャーとして発展した。そのスローガンとしての「FAREWELL TO WORMS」というメッセージはとてもストレートで力強いものだ。
個人的にこの主張が最も嵌るプラグはVANGUARDだとそうおもっている。
先陣、先鋒などといった意味を持つヴァンガード。
「FAREWELL TO WORMS」の陣頭に立つプラグとしてはこれと無いプラグだ。
それにしてもこのVANGUARD、名は体を表すとはまさにこういうこと。
その日の釣りの先鋒的な役割を担うという意味は勿論だが、もう一つ重要な実体がある。
先日、国営放送で日本の伝統芸能「能」のフランス公演が放送されていた。
それを鑑賞したフランス人がこんな事を口にしていた。
「古典こそ前衛だ」
この言葉にフッとあることに思い出す。
以前、VANGUARDには「前衛」と言う意味もあるということをビルダー本人から聞いたことがある。
バスプラグの古典的代表格と言えるペンシルベイトに「前衛」と名付けたTOP WATER JUNKYのその感覚。
まるで同じ。
TOP WATER JUNKYのプラグは一見すると逆行的なものが多い。
が、それは間違った見方。
実際、その先駆的で実験的な試みに、後になって関心させられたことが何度もある。
常に前衛的な姿勢でのモノ創りが、巡り巡って古典的に映ってしまっているだけと言える。
このVANGUARDは1997年発表以来、これまで幾度となくマイナーチェンジを繰り返し続けている。まるで脱皮を繰り返しているようだ。
ペンシルベイトはシンプルさ故の繊細さがあり、逆に複雑ともいえる。
今回もシェイプなど細部に手を加えた痕跡が見られる。が、決して主軸はブレることはない。
毎回、マウンドから角度や変則をつけつつもヴァンガードならではのストライクゾーンにしっかりと放り込んでくる。
ようするに機能面というより感覚的、感触的なアレンジをひたすら加え続けている。
見た目では気づけない内部のセッティング変更や微調整などは数知れないんだろう。
そういう取組に粉骨砕身するルアービルダーだということをよく知っている。
ヴァンガードいうプラグのシンプルさの中に潜む複雑さ。古典的な姿でありつつも前衛的。
脱皮を繰り返す度にそれらがチラリと垣間見られるので、VANGUARDのニューリリースはいつも興味深いものがある。
まさに「STUDY TO BE QUIET 」
くり返されるTOP WATER JUNKYによる静謐の研究。
これがVANGUARDの凄みの正体。
LIBERAL ANGLERS SP ”Orange Wing”
蝉が描かれたまっ白い箱。
その上蓋の裏側には「FAREWELL TO WORMS」と刻まれている。
「ワームよ、さらば」。そう、TOP WATER JUNKYのルアー箱。
生粋の釣り師としても世界で名を馳せた文豪アーネストヘミングウェイの作品「A FAREWELL TO ARMS」(邦題:「武器よさらば」)にひっかけ、「ワームよさらば」というメッセージを密やかに込めている。初めてこの言葉を見た時、とても痺れた。文学的な裏打ちで表現されたこの主張に強い決意のようなものを感じずにはいられない。
ここでワームと示してるものは単にワームそのものではなく、あくまでシンボル的な意味合い。ARMSの先にWARが潜んでるように、ワームの向こう側に見られる釣果主義に偏ったバスフィッシングの流れやスタイル、そういったものからの脱却、決別を意味しているのは言うまでもない。90年代以降、サーフェイスゲームは明らかにカウンターカルチャーとして発展した。そのスローガンとしての「FAREWELL TO WORMS」というメッセージはとてもストレートで力強いものだ。
個人的にこの主張が最も嵌るプラグはVANGUARDだとそうおもっている。
先陣、先鋒などといった意味を持つヴァンガード。
「FAREWELL TO WORMS」の陣頭に立つプラグとしてはこれと無いプラグだ。
それにしてもこのVANGUARD、名は体を表すとはまさにこういうこと。
その日の釣りの先鋒的な役割を担うという意味は勿論だが、もう一つ重要な実体がある。
先日、国営放送で日本の伝統芸能「能」のフランス公演が放送されていた。
それを鑑賞したフランス人がこんな事を口にしていた。
「古典こそ前衛だ」
この言葉にフッとあることに思い出す。
以前、VANGUARDには「前衛」と言う意味もあるということをビルダー本人から聞いたことがある。
バスプラグの古典的代表格と言えるペンシルベイトに「前衛」と名付けたTOP WATER JUNKYのその感覚。
まるで同じ。
TOP WATER JUNKYのプラグは一見すると逆行的なものが多い。
が、それは間違った見方。
実際、その先駆的で実験的な試みに、後になって関心させられたことが何度もある。
常に前衛的な姿勢でのモノ創りが、巡り巡って古典的に映ってしまっているだけと言える。
このVANGUARDは1997年発表以来、これまで幾度となくマイナーチェンジを繰り返し続けている。まるで脱皮を繰り返しているようだ。
ペンシルベイトはシンプルさ故の繊細さがあり、逆に複雑ともいえる。
今回もシェイプなど細部に手を加えた痕跡が見られる。が、決して主軸はブレることはない。
毎回、マウンドから角度や変則をつけつつもヴァンガードならではのストライクゾーンにしっかりと放り込んでくる。
ようするに機能面というより感覚的、感触的なアレンジをひたすら加え続けている。
見た目では気づけない内部のセッティング変更や微調整などは数知れないんだろう。
そういう取組に粉骨砕身するルアービルダーだということをよく知っている。
ヴァンガードいうプラグのシンプルさの中に潜む複雑さ。古典的な姿でありつつも前衛的。
脱皮を繰り返す度にそれらがチラリと垣間見られるので、VANGUARDのニューリリースはいつも興味深いものがある。
まさに「STUDY TO BE QUIET 」
くり返されるTOP WATER JUNKYによる静謐の研究。
これがVANGUARDの凄みの正体。