TOP WATER JUNKY「TICKTACK」2024モデル
サイズ 90mm
ウエイト 3/4oz
Liberal Anglers SP
color : ナチュラリスト志願
今回、TICKTACKはマイナーチェンジはありますが2度目と言うこともありL.Aスタンダードのオレンジウイングを回避。
いつものカラーの補色(反対色)付近のカラーを採用。
補色=捕食という選択は、貪欲な釣り人のナチュラルな願望。
補色とは、色相環 (color circle) で正反対に位置する関係の色の組合せ。
相補的な色のことでもある。
ウィキペディアより
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貪欲?探究?実験?確信?戦略?懐疑?打破?手段?
今回のTICKTACKはプロペラ厚をマイナス0.1mm薄くしてきた。
t0.5からt0.4へ。それに伴い素材もステンレスからリン青銅へ変更。
実績十分のこのプラグにさらなる副作用を加え、”誘い”に変化をもたらす。
たかがマイナス0,1mmの誤差に見出した新たな手の内。
実に面白い。これぞバスプラグの面白味。されど0,1mmなのだ。
かれこれ30年ほど前、兵庫県芦屋にあった頑固で狂的なとあるバスプロショップに通っていた。
そこで売られていたマグナムトーピードにはオリジナルで作られた直ペラがセロハンテープで貼り付けられていた。
しかもサービス。優良な大きなお世話でありクレイジーな心意気。
店主曰く、このペラに変えれば釣果が歴然とあがるとのことだった。
そのペラは極薄ペッラペラの直ペラ。ぶつけたら速攻お釈迦な逸品。
いちいち言うのもなんだが、その効果は覿面だった。
当時のマグナムトーピードに付けられたいたプロペラが粗悪だったのもあるが、その差にとても驚いた。
そんな記憶がフラッシュバック。
回転数、音、フラッシングの変化がバスへのアピールに変化をもたらすものは明確。
プラグアクションというものは、言うなればバスへの”おもてなし作法”。
小さな振る舞いが、大きな感動を呼ぶこともある。
そういう意味でも、この0.1ミリは本当に大きな気遣い。
0,1mmを笑うものは、0,1mmに泣く。のだ。
大胆且つ繊細なブラックバスにはきっとハンバーガーとピザぐらいの違いを感じさせられるだろう。
自分はハンバーガー派ですが、無性にピザを欲する時があります。
否や、ピッツァ。コロナビールでガツガツ喰らいます。主に昼間ですね。
バスにもそういう気分の時が絶対にあるでしょう。
嗚呼、素晴らしきサーフェイスゲームの世界。