maeyama base Jutting joe
2022 秋のレッドヘッドセレクション
JRH
ヘドン社は1939年にプラスチックプラグを発表した。
そのシリーズにSpookと名付けた。
プラスチックならではの透けたボディをスプーク=幽霊と表現したのだ。
その数十年後の1990年代、ここ日本にもプラスチックモデルのサーフェイスプラグが続々登場。
中でもクワイエットファンクのfee=妖精、ザウルスのセラフ=天使と名付けられ登場したこの2ブランドによるシリーズはとてもインパクトがあった。。
ネーミングもへドンと同じく幻想的で不確かな存在をプラスチックプラグのイメージに投影している。
しかしながらだ。そもそもプラスチックなんてもんは幻想とは真逆の代表的科学の産物。
この相対する関係が、なんかおもしろい。
釣り人の単純な素朴さからか、それとも無意識レヴェルの徹底した疑似思考か。
ジャッティングジョーは最初からプラスチックモデルとしての誕生なので,そういったファンタジーな表記は持たない。
が、紛れもなくスプークの血統を継ぐプラグだ。
今回の2022カラーも有無を言わせない魅力がある。
幽霊でもなく、もちろん妖精でも天使でもない。
かといって科学的な無機質感もない独特の生命感をもったジョー。
.何というか......バスプラグはこうでないと!
という存在感を存分に放つ幻想的なプラグだと思う。